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知っておきたい保険の基礎4:お金編|香港保険・オフショア投資情報

2023.02.28

その他金融情報

知っておきたい保険の基礎4:お金編

『知っておきたい保険の基礎1』では、保険契約の登場人物を解説させていただきましたが、今回は契約にでてくる < お金 > について解説していきます。

コラムの中でご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

保険の用語解説 お金編

 

香港の保険契約にでてくるお金に関する用語は日本の保険契約と大きくは異なりませんが、重要なことなので以下の3つをしっかりと押さえておきたいと思います。

 

お金①:保険料 Premium

『保険料』『保険金』。一文字しか違わないのですが意味は、全く逆です。『保険料』は支払うお金、『保険金』は受け取るお金です。言われてみると、「入場料、使用料」等、〇〇料は支払うお金を表していることが多く、「給付金」等、〇〇金は受け取るお金を表していることが多いですね。

保険料(Premium)は、保険契約者が自分の保険契約(保障/保証)に基づいて支払うお金のことです。

貯蓄型保険の場合は将来目標となるリターン、生命保険の場合は希望の死亡保険金金額から計算されて保険料が決まります。積立停止等で決められた保険料を支払わないと、想定していたリターンや保障は得られません。

欲しい保障やリターンが得られなくなっては意味がないので、余裕資金で無理ない保険料を設定することが非常に重要となります。

 

お金②:解約返戻金 Surrender Value

解約返戻金は、〇〇金なので受け取るお金ですね。

契約から時間が経つと、ライフイベントや生活環境の変化、解約して受け取れる金額が目標に達した等でプランを解約することがあるかもしれません。契約を途中で解約した際に受け取るお金が解約返戻金です。契約開始から何年経過してるいのかによって、解約返戻金の金額が変わります。

例えば、契約から数年で解約してしまった場合、支払った保険料よりも解約返戻金が少なくなってしまう可能性があります。

逆に契約経過年数が損益分岐点※1を迎えると、解約返戻金は支払った保険料よりも徐々に増えていきます。FTライフ社のリージェントプレミアのような貯蓄型保険、サンライフ社のライフブリリアンスのような貯蓄機能のついた生命保険の場合は、解約返戻金は支払った保険料に対し15~20年で約2倍※2に成長します。

資産形成のために保険契約をする際は、契約経過年数によってどのように解約返戻金が増えていくのか理解しておくことは重要なポイントですね。

 

 

お金③:死亡保険金Death Benefit

こちらも〇〇金なので、受け取るお金です。
死亡保険金とは、被保険者が保険期間中にお亡くなりになった場合に保険会社から受取人に支払われるお金です。

 

まとめ

各商品によって少しイラストレーション(設計書)のレイアウトは異なりますが、今回ご紹介した3つのお金は以下のように記載されています。

香港保険のイラストレーション

 

毎年発行される年次レポートにも記載がございますので、そのタイミングで年に1度確認されるのもよいですね。

もし『この用語の意味がわからない』『ここの仕組みがわからない』等ございましたら弊社までお問い合わせください。

 

※1 損益分岐点・・・解約返戻金=支払い済み保険料
※2 非保証部分を含む

 

 

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