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知っておきたい保険の基礎3:オフショア投資とは?|香港保険・オフショア投資情報

2023.01.30

その他金融情報

知っておきたい保険の基礎3:オフショア投資とは?

このコラムのタイトルにもある『オフショア投資』
香港で保険やIFAを探している際に、『オフショア投資』という言葉を耳にしたことはないでしょうか?

「既にプランを契約したけど、いまいち『オフショア投資』って何かわからない。」という方もいるかもしれません。

それではまず、『オフショア』について解説していきます。

オフショアとは英語でOffshoreと書き、<岸から離れた・沖合>という意味があります。
ビジネスで使用される場合は、<海外の>という意味になり、特に金融業界では非居住者に対して、税制を優遇している国や地域を指します。

そのような税制が優遇されている国や地域はタックスヘイブンとも言われます。
アジアでは香港やシンガポール、その他にもイギリス領ガーンジー島やケイマン諸島などがタックスヘイブンとして知られています。

タックスヘイブンの歴史は19世紀にさかのぼります。当時、イギリスは圧倒的な経済力と軍事力でアジア・アフリカ・アメリカをはじめ世界を支配し、強い影響力を持っていました。
イギリスは多くの植民地を持っていましたが、中には国土が狭く目立った産業がない国や地域もあり、そのような植民地を活用すべく、法人の税率を低く設定し、海外からのお金を植民地経由でイギリスに集めようとしたのです。おかげで移転してくる企業が増え、イギリスも植民地も潤ったというのがタックスヘイブンの始まりです。

このように、税制が優遇されている国や地域(オフショア)で、利益を見込んで資金を投じること(投資)が、『オフショア投資』です。

 

例えば日本で株式投資をして、100万円の利益を得たとしましょう。

NISAなどの非課税投資枠もありますが、一般的な日本の税制の場合、株式投資で得た利益には20.315%の税金が課せられますので、約20万円が税金として徴収されます。20%はかなりの割合ですね。

一方香港では、株式投資で得た利益に税金はかかりませんので、100万円の利益をそのまま享受することができます。

香港では、その他にも配当や利息に対し税金がかかりません。
*ただし、香港居住者の場合。海外に住んでいる場合は、その国の税制に従う必要あり。

例えば日本人の駐在員の方が香港に住んでいる間にオフショア投資や保険を購入して、その後日本に帰国し、香港の口座で利益を受け取る場合は日本の税制に従う必要があります。
では何故、いずれ日本に帰国することがわかっていても、多くの駐在員の方が帰国前に香港の保険やオフショア投資を始めるのでしょうか?

それは税制を考慮しても、日本のものとは比べ物にならないほど魅力的な回りだからです。

日本の政府も国民の投資を後押ししているので、税制やその他のルールは今後変わっていくでしょう。

弊社では多くの駐在員の方のサポート実績がございますので、ご不安な点等ございましたら、お気軽にご相談ください。

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※2023年1月時点

 

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