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香港の日本人駐在員が帰国前に貯蓄型保険に加入する理由|香港保険・オフショア投資情報

2025.07.05

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香港の日本人駐在員が帰国前に貯蓄型保険に加入する理由

日本でも変化の兆し-マイナス金利解除後の保険事情

2024年3月、日本銀行は17年ぶりにマイナス金利政策を解除し、金利のある世界に転換しました。この歴史的な政策転換により、日本の保険業界にも変化の兆しが見えています。マイナス金利解除により、生命保険料が安くなる、預金金利が上がるといった影響が現実のものとなってきました。

それでも、日本の貯蓄型保険は依然として「ほとんど増えない」状況が続いています。金利上昇により保険会社の運用環境は改善されつつありますが、劇的な変化には至っていません。

また、日本の金融庁は2020年以降も、外貨建て保険の手数料問題を継続的に監視しています。2024年には、外貨建一時払保険の販売について、初年度の販売手数料を減額し、契約者への説明を改善する動き※1が見られます。日本生命なども外貨建て保険の手数料改定を行い、初年度は計5.1%の半分程度まで引き下げる※2など、業界全体で改善が進んでいます。

保険は香港にいるうちに

保険は香港にいるうちに

香港は国際金融都市として、多彩な保険商品を提供してきました。日本人駐在員の方が帰国前にあわてて保険に入るケースが多いのは、急に辞令が決まることもありますが、香港以外の国に移住してからよりも、香港滞在中の方が加入できる商品の種類が多く存在するからです。

香港に拠点を置く保険会社の商品は、日本の保険と比較すると依然として魅力的です。香港にいるうちに加入すれば、他国に移住後もそのまま保有でき、長期間かけて資産を増やすことが可能であることに変わりはありません。

多彩な保険商品-選択肢の豊富さは変わらず

香港の保険には多彩な商品ラインナップがあります。伝統的な生命保険から、死亡保障が厚い生命保険機能付き貯蓄型保険、個人年金や学資保険などの貯蓄型保険まで幅広く揃っています。

特に注目されるのは「貯蓄型保険」です。これは手数料や保険料、金利、時価、配当金がすべて透明化されており、解約返戻金の返戻率が高く、引き出しが柔軟にできるため、教育資金や老後資金等の資産形成に活用される方が多くいらっしゃいます。

返戻率の違い

香港の貯蓄型保険と日本の貯蓄型保険の最も大きな違いは解約返戻金の返戻率です。運用に応じた配当金も含める予定利回りを見てみると、香港の貯蓄型保険の解約返戻金返戻率は、一般的に10年で約1.5倍、30年で約6倍というものが多く、日本の貯蓄型保険と比べると歴然とした差があります。

香港保険で資産形成

変化する金融環境の中での資産形成戦略

このように、香港の貯蓄型保険は返戻率が良いため、日本でイメージする“保険”とは、考え方や利用方法が大きく異なります。香港の貯蓄型保険は、「保険会社にお金を預けて投資で増やしてもらう」、資産形成のツールとして活用されています。これは、『保険は掛け捨てで万が一の保障を得るもの』という一般的な日本の“保険”の考え方とは根本的に異なるアプローチです。

まとめ

駐在員の方は帰国時に、香港で貯まった資金をそのままにしておくかどうか悩まれる方も多いのではないでしょうか。平日は毎日オンラインセミナー・個別相談を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

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https://www.jafunds.com/contact/

 

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※1 金融庁:保険モニタリングレポート【概要】2025年7月参照 https://www.fsa.go.jp/news/r7/hoken/20250704/01.pdf
※2 Bloomberg参照 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-27/SISQ31T0G1KW00
※ 2025年8月時点の情報です。商品の内容はお申込み時に変更となっている場合がございます。
※ このコラムの内容は資産形成を保証するものではございません。

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