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米国の利上げと対中政策が香港の株式市場に与える影響|香港オフショア投資情報

2022.06.27

金融情報

米国の利上げと対中政策が香港の株式市場に与える影響

米国の利上げ

今年に入りインフレ率が上昇する中、米国連邦準備制度理事会(FRB)は3月に0.25%の利上げを開始し、5月に0.5%、6月にはさらに0.75%の利上げを実施しました。

 

FFレート※1

 

これにより米国利回りの上昇を求める投資家が香港ドルから米ドルへ資金を流出させましたが、ハンセン指数は4月から6月にかけて20,000から21,000の支持線付近で推移しています。香港ドルは米ドルに対し依然として弱いものの、資本流出の懸念が香港の株式市場に与える影響は緩和されつつあります。

また、中国は2ヶ月近いCOVID-19のロックダウンの後、経済再生のための新たな刺激策を発表しているため、下半期にハンセン指数が回復する可能性があります。

 

米国の対中政策

世界的に地政学的緊張が高まり、米国に上場している中国企業は米国の規制圧力が強まる一方で、香港での上場のチャンスを模索しています。下半期に市場心理が改善されれば、米国上場中国企業の香港IPOが大幅に増加する可能性があります。そうすれば、香港の株式市場のパフォーマンスは良い意味で、中国本土経済とより密接に統合されることになり、ハンセン指数は中国の直近の支援策からより多くの恩恵を受けると考えられます。

アメリカはインフレを緩和するために中国の関税を一部解除する可能性があります。トランプ政権は中国との貿易戦争を始めていましたが、それがアメリカを悪化させる結果となったと考える人は少なくありません。アメリカの消費者は、中国からの輸入品に対する関税を、物価上昇を通じて「負担」してきました。11月に行われるアメリカの中間選挙を前に、インフレの抑制が最優先課題となっています。中国製品への関税が撤廃されれば、中国企業や香港の株式市場にもメリットがあるでしょう。

 

※チャート参照元 https://tradingeconomics.com/united-states/interest-rate
※1 FFレート(フェデラル・ファンドレート)とは、米国の中央銀行である連邦準備銀行の統括機関である連邦準備制度理事会(FRB)が、短期金融市場を操作する目的で調整する政策金利のこと。金利の変更は連邦公開市場委員会(FOMC)で決定されます。

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